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カニの5L・7L・特大とは?サイズ表記の意味と店をまたいで比べる方法

カニ通販の「5L」「7L」「特大」などのサイズ表記には、店をまたいで共通の決まった基準があるわけではありません。1本あたり・1肩あたり・1杯あたりの重さで比べる計算方法、姿・肩脚・ポーション別の確認ポイント、写真の見方を解説します。

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袋に入った冷凍ズワイガニの脚
写真:Whoisjohngalt / CC BY-SA 4.0 · 縮小・WebP変換

サイズ表記は店ごとの基準で決められている

カニの通販では、「4L」「5L」「7L」「特大」「極太」などのサイズ表記をよく見かけます。数字が大きいほど大きなカニ、と思いがちですが、注意が必要です。

たとえば鶏卵には、農林水産省が定めた取引規格があり、LやMといったサイズごとに重さの範囲が決められています。一方、カニの「○L」については、通販の店をまたいで共通に使える、消費者向けの統一された基準は見当たりません。多くの場合、表記は販売店や仕入れ先ごとの基準で付けられています。

そのため、ある店の「5L」と別の店の「5L」が同じ大きさとは限りません。サイズ表記は、同じ店の同じシリーズの中で大小を比べるのには十分役立ちますが、店をまたいで比べるときは、別の方法が必要です。

店をまたいで比べるなら「1つあたりの重さ」

サイズ表記を店をまたいで比べるときに役立つのが、「1つあたりの重さ」を計算する方法です。形によって、計算のしかたが変わります。

形 計算のしかた 必要な情報
ポーション 正味重量 ÷ 本数 = 1本あたりの重さ 正味重量、本数
肩脚 正味重量 ÷ 肩数 = 1肩あたりの重さ 正味重量、肩数
姿 1杯の重さ(茹でる前か後か) 1杯の重さ、杯数

たとえば、架空の例で比べてみます。

  • 店A:「7L」ポーション、正味1kg、約40本 → 1本あたり約25g
  • 店B:「4L」ポーション、正味1kg、約20本 → 1本あたり約50g

表記の数字は店Aの方が大きいのに、1本あたりの重さで比べると店Bの方が太い、ということもあり得ます。サイズ表記の数字だけで判断せず、重さと本数から計算してみることが大切です。

「約○本」の幅に注意

ポーションや肩脚の本数は、「約30〜40本」のように幅を持たせて書かれていることがよくあります。この場合、1本あたりの重さも幅があると考えます。

正味1kg・約30〜40本なら、1本あたりは約25〜33gです(1,000g÷40本〜1,000g÷30本)。幅が大きいほど、届く商品の太さにもばらつきがある可能性があります。気になる場合は、販売者に問い合わせてみましょう。

また、本数に爪や肩の身が含まれているかどうかも確認します。棒肉だけの本数なのか、爪や肩肉も合わせた数なのかで、1本あたりの重さの意味が変わります。

姿は「1杯の重さ」で比べる

姿のカニは、「大」「特大」「1杯○g前後」などと表記されます。比べるときは、1杯の重さで比べるのが基本です。

ただし、1杯の重さが茹でる前の重さか、茹でた後の重さかで数字が変わります。一般に、茹でると水分が抜けて少し軽くなります。福井県観光連盟の案内でも、越前がにの最上級ブランド「極」の基準は「茹でる前の重さ1.5kg以上、茹でた後の重さ1.3kg以上」と、2つの重さで示されています。

姿の大きさを比べるときは、重さのほかに、甲羅の幅が書かれているかも見ておくと参考になります。産地のブランドガニでは、甲羅の幅が選別の基準の一つになっていることがあります。

肩脚は「1肩あたり」と脚の本数で比べる

肩脚は、「○肩入り」「○kg」と表記されることが多い形です。1肩あたりの重さを計算すると、店をまたいで比べやすくなります。

1肩の脚の本数は、ズワイガニならハサミを含めて5本、タラバガニなら4本が一般的です。1肩あたりの重さが同じでも、タラバガニは脚が太く本数が少ない、ズワイガニは脚が細く本数が多い、という違いがあります。

脚が欠けている「訳あり」の肩脚は、1肩あたりの重さが軽くなることがあります。欠けた脚が同梱されているかも確認しましょう。詳しくは訳ありカニとは何?で解説しています。

計算してみよう:比べ方の例

実際に商品を比べるときの手順を、架空の3つの商品で練習してみます。

商品 表記 正味重量 本数 送料込み総額
商品X 6L ポーション 800g 約24本 9,600円
商品Y 特大 ポーション 1kg 約35本 10,500円
商品Z 5L ポーション 1kg 約25本 12,000円

1本あたりの重さは、商品Xが約33g、商品Yが約29g、商品Zが約40gです。正味100gあたりの価格は、商品Xが1,200円、商品Yが1,050円、商品Zが1,200円になります。

このように計算すると、「いちばん太いのは商品Z」「100gあたりが最も手ごろなのは商品Y」と、表記の数字だけでは分からない違いが見えてきます。太さを重視するか、量と価格を重視するかで、選ぶ商品が変わります。

分からないときの問い合わせ方

商品ページに本数や正味重量が書かれていない場合は、販売者に問い合わせてみましょう。聞くときは、具体的に質問すると答えてもらいやすくなります。

  • 「内容量は、氷の膜を除いた正味重量ですか」
  • 「1パックに何本くらい入っていますか。爪や肩の身も含みますか」
  • 「このサイズ表記は、1本あたりどのくらいの重さが目安ですか」
  • 「姿の重さは、茹でる前と後のどちらですか」

回答の内容や、答えるまでの早さも、お店を選ぶ判断材料になります。答えをもらったら、メールなどの記録を残しておくと安心です。

写真の見方

商品写真は、カニの大きさを伝えるために、手や定規、皿などと一緒に撮られていることがあります。ただし、撮る角度や距離によって、大きさの印象は大きく変わります。

  • 手のひらに乗せた写真は、手の大きさや撮る距離で印象が変わる
  • 皿に盛った写真は、皿の大きさが分からないと比べにくい
  • 「イメージ」「盛り付け例」と書かれた写真は、届く商品そのものではないことがある

写真は参考程度にとどめ、重さと本数の数字を優先して比べましょう。届いた商品が写真と大きく違うと感じたら、注文時の商品ページと照らし合わせて販売者に相談します。

サイズ別に向く料理

カニの太さによって、向く料理も変わります。料理を先に決めてからサイズを選ぶと、満足しやすくなります。

料理 選びやすいサイズ 理由
カニしゃぶ 太めのポーション 1本の食べ応えがあり、火の通りも確かめやすい
焼きガニ 太めの肩脚・ハーフポーション 焼いても身が残りやすい
カニ鍋 中くらい〜太め 本数と食べ応えのバランス
茹でガニ(姿) 人数と予算に合わせて 大きいほど身も多いが、値段も上がる
炒飯・サラダ・かに玉 細め、ほぐし身 料理に混ぜるので、太さは気にならない

細いポーションは、火が通るのが早いので、しゃぶしゃぶでは加熱しすぎに注意します。反対に太いポーションは、中まで火が通るのに時間がかかります。生の加熱用のカニは、太さにかかわらず中心まで十分に加熱してください。

大きいサイズを選ぶときの考え方

大きいサイズのカニには、1本から大きな身が取れる、見た目が豪華、という良さがあります。一方で、次のような点も考えておきましょう。

大きいサイズ 小さめのサイズ
1本の食べ応えがある 本数が多く取り分けやすい
見た目が豪華で贈り物向き 値段が手ごろなことが多い
本数が少なく、大人数だと行き渡りにくい 子どもも食べやすい

大人数で分ける場合は、本数の多い小さめのサイズの方が、全員に行き渡りやすいこともあります。カニしゃぶなら太いポーション、炒飯やサラダなどの料理に使うなら細めのものやほぐし身、というように、使い道でサイズを選ぶのもおすすめです。

よくある質問(FAQ)

Q1. 5Lと7Lでは、どれくらい大きさが違いますか?

A. 同じ店の同じシリーズなら、7Lの方が大きいと考えられますが、どれくらい違うかは店の基準によります。正味重量と本数から1本あたりの重さを計算して比べるのが確実です。

Q2. 「特大」と書かれていれば大きいですか?

A. 「特大」も店ごとの基準で使われる言葉です。何を基準に特大としているのか、重さや本数と合わせて確認しましょう。

Q3. 大きいカニの方が身入りはよいですか?

A. 大きさと身入りは別のものです。大きくても、脱皮して間もないカニは身が少ないことがあります。身入りの見分け方はカニの身入りとは?で紹介しています。

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